ドイツ、暮らしてみたらこんなトコ

ドイツ暮らし17年目。今更ながらのあれこれ

蠅との戦い

久しぶりに更新を再開します。

 

この1ヶ月くらい蠅と激しく戦っている。

自宅の各部屋に少なくとも2,3匹はいて、数日留守にし戻ってきた時には総計20匹くらいいて、ブンブンと耳障りな音を立てて、やりたい放題、家中を飛び回っていた。

蠅たたきを買ってみたが、意外に成功率は低い。

蠅は窓のサン、特に窓枠の下と角に止まることが多く、蠅たたきで叩いても、窓枠と蠅たたきの間に隙間があり、蠅をしとめることができない。蠅はざまあ見ろ、とでもいうように再びどこかへ飛んでゆく。

ところが、娘の部屋で偶然コレ↓を見つけ、使ってみたところ、なかなかいい。娘は何かのイベントでコレ(正式な名前は判らないが、insect catcherとでも命名しておく)をもらったそうだ。

蓋を開けたまま、蠅を透明な箱に収め、握っている所のボタンを上げることで、蓋が閉まる。⇒蠅は箱に収まり、もう逃げられない

上)普通の蠅たたき、下) insect catcher

このinsect catcherの方が、窓のサンにもはまりやすく、蠅たたきより高い確率で蠅をしとめることができる。しかも、生きたまま捕らえ、そのまま外へ逃がすことができるので、蠅の死骸をティッシュなどで拭き取る手間も不快さもない。

私はコイツで毎日10匹は退治している。

 

ドイツへ居住し始めた頃、驚いたことの一つに、蠅や蜂がブンブン飛び交うビアガーデンの中、ドイツ人達はまるで蠅や蜂が見えていない如く、平気で談笑し飲み食いしていることだった。一方、私はそんな環境では不快極まりなく、飲み食いに集中できない。蜂が甘い臭いにつられて注文したドリンクのグラスの中に入ってしまうことは、ドイツではあるあるだ。だから、コースターでグラスの口を塞ぐ。

また、ドイツで暮らしている方だったら、夏にパン屋のショーケースに並ぶケーキ類(特に蜂蜜を使ったケーキ)の上を、無数の蠅が飛んでいるシーンを目にしたことがあるだろう。蠅が止まった飲食物を口にするのは、なんかイヤだと思うのは、もしかして私達日本人だけ・・・?

蠅と蚊、どちらがマシかと言われたら、蠅だと思うが、それでも不快ではある。