先日居間の窓の外側にコウモリの糞らしきものがあったと書いたが、ある夜寝る前に一人居間のソファーで涼んでいたら、かすかに何かの音が聞こえてきた。最初は上の住人の足音かと思ったが、よく耳を澄ませて見ると、ちょうど鳥がチョンチョンと歩くような軽やか音だった。音源を探ってみると、窓の上部からだった。
その後も朝になると、同じ場所に新しい糞が見つかっていた。
糞をネットで再度調べて見ると、コウモリの糞はネズミの糞と非常に似ていると判った。コウモリの糞は柔らかく、ネズミは固いそうだ。
楊枝を持ち出し、マスクをして、糞を突っついてみたところ、乾燥していて形は崩れなかった。ネズミかも知れないが、もしかして数日経ってコウモリの糞が乾燥して固くなったことも考えられる。
しかし、聞こえた音は、羽がバタバタするような音ではなかったので、これはコウモリではなく、むしろネズミだと確信した。
下に住む人にその話をしたところ、ネズミ捕りをもっているから仕掛けてごらん、と貸してくれた。その人は、過去に住んでいた住宅で、最低10匹ものネズミを捕獲した、私のところに持ってたら逃がしてあげるわ、と笑いながら話してくれた。頼もしい。
早速、その夜、冷蔵庫にあったベーコンをおとりにして糞が落ちている場所に仕掛けてみた。
最初の夜は、台風並のひどい嵐で、豪雨が斜めに雨戸を叩きつけてうるさくて眠れないほどだった。天候のためかどうかは判らないが、ねずみは捕獲できなかった。数日様子を見ることにしよう。
