お客様は神様ではないと忘れていた瞬間
大型衣料店C&Aで娘用にルームシューズを買ったときのこと。
サイズ37は一組しかなかった。それには、値札が切れて付いていなかったけれど、それを持ってレジに並んだ。レジは一つしか開いていなかった。
レジの女性は、私が差し出した商品に値段をスキャンするバーコードがついていなかったため、困った様子を見せた。
その間に、商品を持った客が次々と私の後ろに並んでいた。
そのレジの女性は、もの凄くイライラした様子丸出しで、
レジ:ちょっと、これ値札ついてないじゃないっ(怒怒)!
私: このサイズはこれしかなかったんです。
レジ:ちょっと、これじゃスキャンできないから、他の持ってきてくれる?
と、ぶっきらぼうに言われ、
私は思わず、
”えっ、私がですか?”
と口から出てしまいました。だって、レジから靴売り場まで結構な距離があったんです。それに、値札が付いていなかったのは私のせいじゃない。
レジ:だって、私はレジ離れられないじゃない!
私:(知ったことか・・・)
一瞬ひんやり冷たい空気が流れました。
私も、”あっ、言い過ぎた、しまった・・・”と思い、気を取り直してフレンドリーに、
”同じ値段の別のサイズのを持ってきましょうか?”と申し出た。
レジの女性は数秒沈黙した後、同僚を大声で呼んで、違うサイズの同じ靴を持ってくるように頼みました。
そして、その女性は同僚にレジ打ちを教えて貰い、私は支払いを済ませることが出来ました。
店内を出てから、ドイツではお客様は神様でなかったことを思い出した。
それにしても、もう少し丁寧な言い方をしてくれたら、私も仕方無いなーと思いながらも、商品をとりに戻ったと思うんだけど。