ドイツ、暮らしてみたらこんなトコ

ドイツ暮らし17年目。今更ながらのあれこれ

007最新作でテロリストが日本かぶれだった

先日自分の誕生日に友人から映画館の回数券を頂いた。数日後、娘が「週末に〇〇ちゃん家に泊まりに行きたい」と言いだした。

私は内心、”ヤッター!James Bond最新作が観に行ける~!!"と、娘を喜んで送り出した。

映画館に足を運ぶのは実に2年半振り。最後に観たのは、まだパンデミック騒動になる前、韓国映画「パラサイト」だ。こんなにも長い間、娯楽とは縁がなかった。

007最新作「No Time to Die (ドイツ名は「keine Zeit zu sterben」)は、パンデミックで約1年半も公開が遅延になっていた。可哀そうに。

 

Bondフィルムは昔から冒頭にひとアクションあってから、主題歌が流れる。

この冒頭のアクションで、前作「スペクター」で出てきたフランス人の心理カウンセラーの少女時代の話に戻るのだが、彼女を襲撃する男にぎょっとした。

なぜなら、彼が能のお面を付けていたから。

能の白いお面て怖いなんてもんじゃない!のっぺりした真っ白で、目や口のパーツが小さくて(日本人の顔そのもの?)。夜中トイレに起きたときに、あんなお面みたらホラーだ。

 

Jamesと冒頭でお面付けていたテロリストの対決するクライマックスシーンは、日本とロシアの間にある島が舞台。これまではテロリストの下部との対決だったが、ようやく1対1で対面する緊張シーン。

Jamesを待っていたテロリストは畳の部屋で正座

そこへやってきたJamesも正座

テロリストの膝には、幼い子供(Jamesの子供?)が人質にとられているため、Jamesは武器を床に投げ、土下座して許しを被る。

 

また、その島でテロリストはDNAを使った兵器製造をしているのだが、趣味?で日本庭園の枯山水があって、竜安寺のように小石の手入れをしてたり、なんだこりゃっ!兵器工場で防具服を着て、蟻のように黙々と働く人たちも日本人ぽく見てきた。

 

日本かぶれのテロリストであったが、心臓に悪いくらい手に汗握りぱなしの163分。ぜひご覧下さい。

youtu.be