ドイツ、暮らしてみたらこんなトコ

ドイツ暮らし17年目。今更ながらのあれこれ

Hotspotではワクチン未接種の子供も入店禁止

年明け早々、私が暮らす地域がInzdenz(コロナ感染状況を判断する水準)350を越え、Hotspotの認定を受けてしまった。もしかしてクリスマスマーケットを中止していたら、避けられたのかもしれないけど、市民はそれでも強行を支持しただろう。

 

Hotspotとなると、規制がもう一段厳しくなる。

(Lockdown以外のカードはまだ残っているのか?)

一部の生活必需品の店を除く店(例えば、飲食店、家電店、衣料店など普通の店)では、2G+の規則が適用される。

2G+とは、ワクチン接種者と回復者であっても直近の陰性証明書が必要。ただし、ブースター接種していれば陰性証明書は免除される。

これまで12才以下の子供は例外的に入店が認められていた。なぜなら、小学生以上は学校で定期的に抗原テストをしていたから。また、乳幼児に関しては元々例外的に扱われていた。

ところが、クリスマスの少し前から12才以下のワクチン接種が始まったし、今回のHotspot下の制限では、小学生以上の子供なら例外なくワクチン接種しているか否かで、入店の際にチェックが入ることになった。

 

問題が起こった。

身体が不自由で外出ができない義母を誘い、カフェでの朝食でもどうかと提案した。ところが、そのカフェでは娘の年のワクチン未接種者は飲食ができないと断られた。

うちの娘、何か悪いことしただろうか?娘が社会から排除されたような気分がした。

年が明けて、家電量販店へ行く機会があった。娘も行きたいと言ったので、どういう規則になっているのか予め店に電話で問い合わせしたところ、ここでも2G+で、娘は入店を拒否された。

現在、娘が入店できる店は多くない。余計なお金使わなくてよいし、町をフラフラしてウイルスを貰ってくると一番困るので、当面は仕方ない。しかし、入店拒否されるのは、正直あまり気分のいいものではない。ワクチン打たない人の気持ちが少し解った。

イタリアでは、ワクチン未接種者は公共交通機関さえも利用できなっくなったそうだ。ワクチンは義務でない以上、それは倫理の観点から許されるのか?

 

因みに、娘のワクチンの予約は1ヶ月後に確保している。娘は3月に12才になる。12才からは大人と同じ量のワクチンが接種できるが、3月まで接種を待っているのは不安なので、1回目の接種は子供のワクチン(1/3量)、2回目は誕生日後に普通量のワクチンを接種することにした。

 

ワクチン打つとか打たないとかで行動範囲が違うなんて何か違う。狂った社会。それとも、もう昔のようには戻れないのだろうか。