ベートーベンやバッハの国なのに、小学校の音楽の授業ときたら、本当に大したことやっていない。自分の子供の頃を振り返ると、音楽の時間は完全に「息抜き」だったけれど、リコーダーを吹いたり、合唱したり、世界の有名な曲を聴いたりした記憶がある。
娘が小3から4年生の卒業までで、音楽の時間にやったことは、
・音階(CDEF・・・、#とかbは習わない)と音符の長さを学習
・二人に一つミニ鉄琴が与えられ、簡単な楽譜を見てチンチンと打つ
・先生が鳴らした鉄琴の音を聞いて、その音が何の音(ドレミ・・・)か当てる
・Udo Juergensについて学習
(Udo Juergensはオーストリア出身の往年の歌手。音楽の授業担当の高齢の先生が彼のファンなのかも)
クリスマスの時期には歌を歌うが、輪唱、ハモリなし。幼稚園の園児のように元気に歌えればOK!というレベル。
ある日、そういえば国歌を習ってないことに気づいた。
私は「君が代」を小1の割と早い段階で習ったような記憶がある。歌詞の意味を全く理解していなくても、とりあえず何となく覚えて、子供にしては地味なメロディーを入卒業式では必ず最初に歌わされた。
ドイツの国歌は確かハイドン作曲だったと思うが、そんな素晴らしい国歌、子供達は習わない。
ドイツ人は国歌をサッカーの試合で習うのか。
子供が国歌を歌う機会もない。唯一の例外は、やはりサッカーくらいか。
それは残念。