ドイツ、暮らしてみたらこんなトコ

ドイツ暮らし17年目。今更ながらのあれこれ

ロックダウンが若干緩和されたものの......

少し前にロックダウンが若干緩和されて以来、社会が前向きに進もうとしている一方で、今週は、再び新規感染者数が顕著に増加傾向にあるという、まさに一進一退の綱引き状態にある。また、ドイツ政府は国民が無料で週1回、薬局やホームドクターでコロナの簡易テストを受けれるようにした。この簡易テストで陽性と出れば、PCRテストへ送られる。

子供も学校を経由してHessen州から簡易テスト1セットを貰ってきた。

現在1-6年生のクラスを半分にしての対面授業が行われているが、22日からは7年生~も通学する予定になっている。

数日前から12月以降、長いこと閉まっていたファッション系や雑貨店が営業を再開した。

しかし、フラッと入店、という訳ではなく、私が見たところ多くが、

①電話やアプリで時間を予約した上で入店 ("Call and Meet"と言うらしい)、

②店先で名前と連絡先を記入の上、入店(もちろん店内が密にならないように人数は制限されている)、に別れている。

私は正直言って、生活必需品でもないファッションや雑貨系の安っぽく、たいしたことのない店に、誰がネットで予約してまで入店したいのか?と思う。

それでも、激安ファッションのC&AやH&Mの店の前に、人が群がっていた。彼らが予約した時間に来て、入店を待っているのか、それとも、入店に際して個人情報を記載するために、入店を待っているのかは判らない。季節も移りつつあるし、うずうずしている人は確実にいる。

そんな中、昨日娘の仲良しの友達から誕生日パーティーの招待があった。

はあっー、パーティー!?未だロックダウンしてるの知ってる?

今週RKI(国立感染症研究所)の所長が会見で、"15才以下の感染が増えています!"と警告を発していた。

家庭によって異なる温度差。本当困る。正直、誘われない方が嬉しいんですけど。

ただ、ぎりぎりになってからの誘いだったので、彼女の両親も迷いがあったかなとは思う。けれども、パーティーを懇願するわがままな子供に押し切られて、学校の友達4人だけ呼ぶという妥協点を決着した、と察する。同じクラスの子供とは学校で既に接触があるので、まあ呼んでもいいだろう、となったのだ。

私自身がパーティーに呼ばれたら、そりゃあ健康の方が大事なのでお断りするけれど、まだ11歳の子供は目先の楽しさのことが最優先なので、コロナの現状について話し聞かせても、ムリ。頭で理解していても、やりたいことは違う。

行かないで、行っちゃダメといったら、娘は泣きわめくことだろう。

去年、娘が友達にお泊りに呼ばれた時、泊まらずに帰宅させた。ところが、自分だけが泊まらずに帰宅して、残った二人の子供は自分のことなんか気にも留めず楽しいビデオ見始めたり、お菓子を食べたりしていた(帰る自分にはお菓子をくれなかった)、など、悔しい想いを涙ながらに訴えられた。

そうだよね、悔しいよね。

ごめんね、全部コロナのせいなんだよ。