ドイツ、暮らしてみたらこんなトコ

ドイツ暮らし17年目。今更ながらのあれこれ

薔薇の思い出

3572375_s.jpg

現在ちょうど薔薇がキレイな季節だ。我が家の庭でも、色彩豊かな薔薇が目を楽しませてくれるが、薔薇を見ると毎年思い出すことがある。

私はちょうど15年前の6月下旬 ーそう、ちょうど今頃の時期にー、右も左も判らないこの国で事務的な結婚式をした(ドイツでは役所での事務的な式と教会式がある)。式が終わり外へ出ると、教師である夫の女子生徒さんが10人くらい集まってくれていた。

そして、一人ずつ薔薇一輪を私にハイ!という感じで笑顔で渡ししてくれた。

だけど、私ホント困りました・・・

だって、薔薇のとげがとってなかったから

恐らく花屋ではなく、市場のようなところで買ったのだろう。とげの処理が全くされていなくて、茎の上から下まで鋭いとげのせいで、渡された薔薇をなかなか受け取れなかった。

唯一とげが少ない箇所は渡す側が持っているから、受け取り側は違う箇所を触れないといけない。どこ持てばいいんですか?と逆に聞きかった。困惑しつつも一本ずつ受け取る度に、いやー、痛いの何のって!

女の子(年は10代後半)なのに、そんなことも判らないのかな、?とまで疑った。

もう15年も前のことだ。