ドイツ、暮らしてみたらこんなトコ

ドイツ暮らし17年目。今更ながらのあれこれ

ギムナジウムへ行く子供の割合

先月、恒例の保護者参加型のクラスでのクリスマス会が行われた。保護者間でのもっぱらの話題は、進路に関することでだった。日本のように学校のレベルが特にないので、皆オープンに話す。

私の耳に入ってくる「〇〇ちゃん(くん)はxx学校に行くらしい」という情報を総合して、言えるのは

"ギムナジウムを希望する子供は、私が思っていたよりもずっと多い。"

ギムナジウムは大学入学資格を目標に勉強する学校で、8年制か9年制になる。

私はギムナジウムにいく子は、クラスの上位半分くらいなのかなと勝手にイメージしていた。しかし、実際は私の予想を遥かに上回る殆どの子がギムナジウムを希望しているとのこと。

他人の子供の成績はもちろん知る由もないが、しょっちゅう宿題のことを聞いてくる子、日曜の夜9時近くになってプリントがないと大騒ぎして電話してくることも1,2度ではない子もギムナジウムに行くらしい。

もはやギムナジウムやリアルシューレと区別つけるのは、あんまり意味ないのかも・・・とさえ思う。

夫が子供の頃は、クラスの1/3はギムナジウム、1/3はリアルシューレ、1/3は職業訓練学校への進学状況だったそうだ。

さらに現在80代の義母の頃は、ギムナジウムに行くのは本当に成績優秀者だけだったそうだ。時代は変わり、どうやら現在ではギムナジウムは誰にでも開かれた存在になっているようだ。

一方、職業訓練学校は難民の子供の受け入れ皿になっている。そういう学校も必要なんだろう。

私が住む町の公立学校は希望者全員を自動的に受け入れるらしいが、教室や教員の数は限られているので、あまりにも希望者が多いと一クラスの生徒数が多くなったり(現在は25-30人)、ドイツでもそのうち入試ができるかも知れない。