ドイツ、暮らしてみたらこんなトコ

ドイツ暮らし17年目。今更ながらのあれこれ

ギムナジウム選び(5) 希望校で面接

昨日、娘が小学校卒業後の進路を希望するカトリック系女子校で、面接が行われた。

面接は入学願書を提出した子供全員と行われる。先週前学期を終え、通知票が配布されたので、直近二学期の通知票オリジナルを持参で赴いた。面接には少なくとも片親は付き添うように言われていたが、夫は、もちろん両親どちらも行かなきゃ!そういう点も見られているから!と鼻息を荒く言うと、面接時間を自分も都合のつく時間に変更していた。

子供の友達で、既に面接を終えている子から、どんなこと聞かれた?との情報は得ていて、一般的な事項(好きな教科、趣味など)を聞かれるだろうことは判っていた。

自宅で子供に、志望理由を聞かれたら、何て答える?と尋ねたら、

     ”仲良しの友達も志望しているから

オイオイ!それ絶対言っちゃダメだろー!(;゜0゜)

”友達が違う学校志望したら、アナタもその学校を希望するのかと思われるでしょ(実際ありあり)。学校見学で気に入った点を幾つかあげればいいんだよ。それから、フレンドリーに、大きな声ではっきりとね(娘はちょっと声が小さい時があるため)”とだけ忠告し、準備は殆どしなかった。

そして当日。

両親はきっちりスーツで決め、子供も白いブラウスに地味な色のスカート

 ーー なんてこと、ドイツではある訳ない!

全く普通の格好で出かけた。といっても、さすがにラフではないが、失礼のない程度の服。夫もネクタイ、ジャケットもなし。子供にもその日小学校で着ていた服そのままで臨ませた。

部屋に呼ばれると、面接官(教員)が一人いて、やっぱり普通のセーターで迎えてくれた。握手をして、子供を中央に座らせ席に着く。

成績など事務的事項を確認すると、質問が始まった。

・好きな教科は何ですか?

・趣味は?

・好きな本や最近読んだ本は?

・英語の授業ではどんなことを習っていますか?

   ーーテーマに沿った単語を習っています、と娘が答えたら、

 何のテーマ?どんな単語を習った?ちょっと言ってみて。

・SU(理科と社会の合同教科)ではどんなテーマを学習していますか?

   ーー蜂や地元の町について学習しました。今は"火"がテーマで、最近消防署に行きました、と娘。

 消防署では何を見ましたか?

など次々と質問が飛ぶ。

幸い、先生がなんとも優しそうな方で、始終リラックスしたムードで進んだ。最後に何か私たちから質問はありますか?との問いがあり、20分くらいで終了。

来週この学校で一日体験入学があるほかは、筆記テストもないので(!)、あとは結果を待つのみです。仮に不合格だった場合でも、別の学校があるので気楽です。