ようやく今週、小学校担任との面談があった。
ギムナジウムの学校選びが11月末から始まったのに、担任との面談は一体いつやるのだろうかと?とずっと思っていた。
夫も一緒に指示された時間に教室へ行ってみると、今回は大事な面談だけに、両親ともに来ている保護者が多い。日本では平日の午後、両親とも学校に来られる家庭はまずいないだろう。
数学の先生も同席されていた(数学以外の主な教科は担任の担当)。
成績と学校生活の様子の説明があり、
「Bibi子(うちの娘)は、絶対ギムナジウムに行って下さい!」
と言って下さった。
(今更、レアルシューレにして下さい、と言われても困ります。
こういう基本的なことは、学校説明会やオープンデイズが始まる前に言われるべきではないのか。)
そして、書類を取り出し、そこに担任がサインし、私の方にペーパーを向けた。
見ると、保護者のサインをする欄がある。
なるほど、きちんと説明を受けた旨サインをする必要があるのかと理解した。
私たちは公立と私立の女子校で迷っていた。どちらも甲乙を付け難いよい学校であったからだ。
「先生はうちの娘にはどちらの学校の方がいいと思いますか?」と夫が聞くと、
「それを答える権利は私にはありません。言えるのは、どの学校のタイプ(ギムナジウム、リアルシューレ、ハウプトシューレ*)が適しているかということだけなんです。」
*ギムナジウム・・・大学進学を見据えた中高一貫校。大学入学資格をとるのが最終目標
ハウプトシューレ・・・職業訓練校
リアルシューレ・・・上記二校の中間校だが、学校によっては大学入学資格をとれるところもある
とはっきり言われた。
日本では、担任は進路相談で、学校名を出してもっと具体的なコメントをするのが普通だが、ドイツ(少なくともヘッセン州では)では担任にはその権利はないということが判った。具体的にどの学校を選択するかは、家庭内だけで検討、決定を下す。