ドイツ、暮らしてみたらこんなトコ

ドイツ暮らし17年目。今更ながらのあれこれ

ギムナジウム選び(4) 担任との面談

ようやく今週、小学校担任との面談があった。

ギムナジウムの学校選びが11月末から始まったのに、担任との面談は一体いつやるのだろうかと?とずっと思っていた。

夫も一緒に指示された時間に教室へ行ってみると、今回は大事な面談だけに、両親ともに来ている保護者が多い。日本では平日の午後、両親とも学校に来られる家庭はまずいないだろう。

数学の先生も同席されていた(数学以外の主な教科は担任の担当)。

成績と学校生活の様子の説明があり、

「Bibi子(うちの娘)は、絶対ギムナジウムに行って下さい!」

と言って下さった。

(今更、レアルシューレにして下さい、と言われても困ります。

こういう基本的なことは、学校説明会やオープンデイズが始まる前に言われるべきではないのか。)

そして、書類を取り出し、そこに担任がサインし、私の方にペーパーを向けた。

見ると、保護者のサインをする欄がある。

なるほど、きちんと説明を受けた旨サインをする必要があるのかと理解した。

私たちは公立と私立の女子校で迷っていた。どちらも甲乙を付け難いよい学校であったからだ。

「先生はうちの娘にはどちらの学校の方がいいと思いますか?」と夫が聞くと、

「それを答える権利は私にはありません。言えるのは、どの学校のタイプ(ギムナジウム、リアルシューレ、ハウプトシューレ*)が適しているかということだけなんです。」

*ギムナジウム・・・大学進学を見据えた中高一貫校。大学入学資格をとるのが最終目標

ハウプトシューレ・・・職業訓練校

リアルシューレ・・・上記二校の中間校だが、学校によっては大学入学資格をとれるところもある

とはっきり言われた。

日本では、担任は進路相談で、学校名を出してもっと具体的なコメントをするのが普通だが、ドイツ(少なくともヘッセン州では)では担任にはその権利はないということが判った。具体的にどの学校を選択するかは、家庭内だけで検討、決定を下す。