ドイツ、暮らしてみたらこんなトコ

ドイツ暮らし17年目。今更ながらのあれこれ

フリマアプリMamikreiselで子供服を売る

季節ごとに貯まってゆく、置き場のない子供服。

たまに都市部の在独日本人のネット掲示板の【売ります】コーナーで掲載するが、私の場合、その都市に住んでいないため、買い手には送料を負担してもらう必要がある。そのためいつも反応は殆どなし。コロナのお陰で地元でフリーマーケットも開かれない。

そこで最近、ドイツ版フリマアプリ【Mamikreisel】で出品してみた。Mamikreiselはドイツ人ママさん達の人気の、中古の子供服、玩具、本、文房具などを売買するアプリ。子供用品だけに絞ったメルカリみたいなアプリだ。

mamikreisel

まず、会員登録を済ませ、ニックネーム(Mitgliedname)やアイコン写真などプロフィールを設定。

手始めとして、秋冬に使える衣類と靴2組の計8点を出品してみた。

商品の写真を撮って、アップロードして簡単な説明を加える。

商品に関する説明分は類似品を出品している他の人の掲載や、オンラインショップを参考に記載。

ここまでは割と簡単に行った。

私はメルカリでの売買経験がないので比較ができないが、以下、体験談を通じてどんな感じか紹介してみる。

じゃんじゃん入る照会にパニクる

出品後30分以内に最初のメッセージを受信。メッセージはアプリ内のチャットでやり取りをする。後も続々と照会や”〇〇さんがお気に入りに登録しました”メッセージが入る。照会の多くはサイズについて、まだ残ってる?とか、値引き交渉、支払いに関してだ。かなり強気な値段を提案してくる人に対しては、「その値段では売りません」ときっぱり断る。

最初は反響の大きさに驚いたが、照会の対応に追われると本当に煩わしく感じた。これが何日も続いたらどうしよう~と始めたばかりなのに後ろ向きな気持ちになった。とりあえず、今回の出品がある程度掃けるまで、次の出品は待とうと決めた。売り手と買い手の直接コンタクトを少なくして、買い手はもっと事務的にこなしてくれたらいいのに、とも思った。

買う意思表示をしてくれた人には、「reservieren(予約)」をマークしておくと、それを見た他の人は諦めて照会してこないだろううから利用した。予約機能は5日間有効。

中級レベルのドイツ語は必須だけど、砕けた口語体でOK

ドイツ語初級レベルだと照会に対応するのは頼りないだろう。中級以上またはWhats Appでのドイツ語チャットに慣れた人だったら何とかなる。また、最初から相手をカジュアルなduで呼んで大丈夫。ドイツ人ママさんはとてもフレンドリーだ。

設定価格が安すぎた

Mamikreiselでは価格設定について目安を示している。状態が「新品」→元価格の80~60%、「非常によい」→60~40%、「よい」→40~20%。これを元に価格設定すると、他のフリマに比べて値段が随分と高くなる。

去年1週間のスイス旅行で履いた娘のハイキングシューズ(購入価格は60Euroくらい)を出品するに当たり、試着ができないし、擦れた跡もあるし、あんまり買う人いないだろうと思い、たった4Euroで掲載した。これは掲載30分で照会がきて、その日中にお金も送金してくれた。こんな早く片付くとは思っていなかったので、価格が安すぎたのかもと少しだけ後悔した。他の衣類に関しても照会が入り、これらも他より安かったから目に留まったのだろう。もう少しリサーチをすればよかった。

何度か経験を踏んで、現在はモノによって、最初は強気の値段で出品してみて様子をみることにしている。実際そのままの値段で売れたこともあった。

送料は購入者が負担

出品登録の際、荷物の大きさを選ぶ。XS(新生児のスタイみたいな薄っぺらい物が該当)、S(Tシャツなど)、M(Pulloverなど)、L(冬のコートなど)から選ぶだけ。購入者はDHL(追跡可or不可)、DPD、 Hermesから希望の配送業者を選択する。具体的送料は、購入画面に自動的に記載されるので、売り手は楽ちん。

しかし、早速私は失敗した。綿が入ったステップジャケットが売れてDHLで送る際、入れた段ボール箱の高さが2cmだけ高かったため、想定していた料金より少し高い送料になってしまった。料金は送料込みで既に振り込まれていたので、誤った送料の差額は当方の負担になってしまった。

私は商品を送付する時、荷物を業者へ手渡す際に受け取る領収証の写真を買い手へ送っている。また、原則の支払い、送付方法に乗っ取って売買した時は、宅配業者への持ち込みの際に宛名ラベルがスキャンされると、自動的に買い手に荷物発送の情報が発信されるシステムにもなっている(但しDPDかHermesに限る)。

続く