ドイツ、暮らしてみたらこんなトコ

ドイツ暮らし17年目。今更ながらのあれこれ

素敵!G7会場となったElmau城

 

 

現在G7会議は、ドイツバイエルン州ベリヒテスガーデンにあるElmau城で行われていて、ウクライナとロシアを巡る問題や食料危機などが話し合われている。今日はゼレンスキー大統領がビデオで参加した。岸田首相もここではマスクなし。マスク外して新鮮な空気を一杯吸って帰って下さい。

私は今回のG7のニュースを目にする度に、議長国として本当にいい場所を選んだと思う。天気にも恵まれ、ベリヒテスガーデンの岩山と緑の芝生や樹木が絵画のように美しく、世界にアピールするには絶好のチャンスだ。

会議場となっているElmau城は、城といっても、ギラギラした絢爛な城ではなく、場所柄モダンの中にも随所に木が使われて、王様や貴族の山荘といった雰囲気が、実に風景に品よく馴染んでいる。議長のショルツ首相も鼻が高いだろう。

記者会見は大空の下で。ショルツ首相の会見テーブルも木で出来ててよかった。それに、記者の椅子がクッション椅子なのも、自然の中でゆるい感じがしていい。

 

Elmau城はホテルになっていて、Wellness & SPAも提供している。今回G7会議に使われた部屋がYOGAにも使われている!ここでYOGAやったら気分いいだろうな。

グルメももちろんで、ホテル内レストランFidelio(ベートーヴェンのオペラと同じ名前!)ではアジア人シェフによるアジアンCuisineを楽しむことができる。刺身や寿司があるらしいが、私だったら、海から超遠いこの山岳地帯で刺身や寿司は食べる気がしないけど。

私もいつかここに泊まってみたいと恐れながら思い、Elmau城のホームページで料金を探したが、見当たらなかった。Booking.comでも検索してみたけど、表示なし。危ない!もっとも、ここの宿泊客は、いちいち値段を確認して泊まらないのかもしれない。

 

そういえば、去年の夏休みOstsee(バルト海)で、Heiligendammという海岸リゾート地へ立ち寄った。ここもメルケル首相当時、G7会場に使われた場所だ。海沿いに一軒だけ豪華なホテルがあり、誰でも直ぐにわかる。しかし、回りは海以外特に何もなく、閉鎖されて廃墟となったホテルまであり、斜陽のさびれた場所であった。

ベリヒテスガーデンはドイツ国内でもおすすめの休暇先だ。日本でいう信州の安曇野とか上高地みたいな所といえば想像つくでしょうか。絵画ように美しい場所なので、機会あったらぜひ一度行かれてみて下さい。オーストリアのザルツブルクからも近いです。