ドイツ、暮らしてみたらこんなトコ

ドイツ暮らし17年目。今更ながらのあれこれ

Europa Park攻略10項目、そしてDisneyとの対決

 

hexe-bibi.hatenablog.com

長年いつか行ってみたいなーと思っていた場所。南西ドイツにある大型テーマパークEuropa Park(ドイツ語ではオイロッパパーク)。

私は大型テーマパークへ行くとき、現地でもたもたしないようにある程度の情報を事前に頭に入れておきたいタイプなので、事前に図書館でガイド本を借りた。

そのガイド本には、各エリアの紹介はあるものの、パーク内の全体の地図はなく、園内はどれくらい広いのか、各エリアの位置関係とか、全体的な情報はあまり得られらなかった。だから、どういう風に回れば効率的なのかとか全く判らず当日を迎えた。

だから、これから行く方、いつか行きたいと思っている方に、少しでも参考になれば幸いです。

【基本情報】

Europa Parkは、Europa Park Resortの一部であって、他にも大型プール、ホテル、キャンピング場などが周辺にある。

位置:南西ドイツのRustという田舎にある。仏のアルザス地方やスイスのBaselからもそう遠くない。アウトバーンの出入り口からすぐ。

開演時間:夏9-18時、冬11-19時(クリスマス休園)

入場料:大人55Euro~、子供(4-11才)47Euro~ 、駐車場7Euro

2021年10月現在コロナ3G(Geimpfte, Genesene, Getestet)が適用。入園時にチェックあり

 

◆Europa Parkは、その名のとおりヨーロッパ15カ国*とファンタジーをテーマにした3エリア**を持つ大型テーマパーク。

*順不同にドイツ、フランス、イタリア、スイス、ギリシア、イギリス、アイルランド、ロシア、ルクセンブルク、オランダ、ポルトガル、スペイン、オーストリア、スカンジナビア(スカンジナビアの国は一括りにまとめられている)、アイスランド

**”グリム童話メルヘンの森”、”ミニチュア王国”、"アドヴェンチャーランド”の3つ。グリムとミニチュアは幼児向けと思われる。

ヨーロッパの国をテーマにした各エリアの広さは、TDLの各エリアよりも随分と小さい。各エリア内をぐるっと一回りしたら5-10分くらいで回れる大きさ。

各エリアにその国に合うアトラクションやレストラン、Showがある。

 

以下は私が実際行って感じたEuropa Park攻略10項目を紹介

 

1. 朝はなるべく早く行く

信じられないが夏期でも18時に閉園するので、午前中が勝負。我が家は9時ぴったりに到着したが、すでに駐車場はかなり埋まっていた。現在入園前にコロナ関連のチェックもあるので、早く到着するにこしたことはない。

 

2. 遠くからの来訪者は前夜近辺に宿泊

我が家はパークから車で4時間かかるので、前日に5km離れた村に宿泊し、パークで遊んだ日は南ドイツに住む義弟家族の家に泊めて貰った。パーク内ホテルは便利だが、200Euro~と宿泊料はもちろん高い。

 

3. コロナの各種証明書は事前に用意

ドイツ在住者にとってはお馴染みの3Gルールだが、違う国からの来訪者はご注意を。要は、ワクチン接種証明書、感染回復証明書、24h以内の抗原テストの陰性証明書のいずれかを用意。チェックは入園前に目でさっと行う程度で、厳密ではなかった。

うちの娘はワクチン未接種なので、前日の自宅出発時に抗原テストをさせた。しかし、パークでのチェック時に、子供の分は確認不要、と言われた。HPではそのような記載はなかったので、ただ単に手数を緩和するため、子供だけ例外的に確認しなかっただけと思われる。それがどの時間帯でもそうなのか、混雑時だけなのかは判らない。

 

4. Showは事前に目星を付けておく

パーク見所の一つであるShowが幾つかあるので、どれを見るのか予め時間をHPでチェックしておくとよい。また入り口を抜けた所に無料パンフレットがあり、それにもShowの一覧と時間が書いてある。

 

5. 入り口付近エリアは混んでいる

イタリア、フランス、ギリシアなど入り口付近のエリアは、特に午前中は混雑している。

 

6. パーク内移動はEP-Expressを利用

行ってから判ったのだが、パーク敷地は細長い。奥までの移動は、パーク内を一周するモノレールEP-Expressが便利。ドイツ、ギリシア、パーク内ホテルに停車駅があって、入り口のドイツ→一番奥のスペインまで一気に移動ができる。ただし、一方向のみ。停車駅はドイツ→ホテル→スペイン→ギリシア→ドイツの順番。

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7. 食事は奥のエリアが空いているかも

食事時はどこも長蛇の列。パーク内は混雑しているにも拘わらず、何故か軽食を売る店が一部閉まっているもんだから、当たり前だけど、開いている店に来訪者が集中。

食事処を幾つか回ったが、どこも順番が来るまでに20-30分はかかりそうな長蛇だったので諦め、EP-Expressに乗り、一番奥のスペインへ移動した。

そこでレストランを覗いてみたら、意外にも空席があり、待つことなく着席できた。しかも、スペインギター&ハープの生演奏付。得した気分。食事はスペイン料理ではなかったけど、この際そんなことどうでもいい。

レストランを出た後、子供がどうしてもアイスクリームが食べたいときかず、スカンジナビアで20分もアイスのために並んだ。我が子のアイスへの執着、普通じゃない。

 

8. お土産は見るだけ無駄

TDL/TDSのように入り口を抜けるとワールドバザール?に相当するお土産屋さん通りがある。また、各国エリアにもちょこちょこお土産屋があるのだが、これがなんというか、、、がっかり以外何ものでもない。

ディズニーを知っているので、その基準で見てしまうからだと思う。ヨーロッパ人は、大きな子供や大人がキャラクター商品なんて買わないんだろう。

パークのキャラクターが描いてあるプラスティックの幼児用の食器、Tシャツ、ぬいぐるみくらいしか見かけなかった。幼児連れの家族以外は、見るだけ時間の無駄だ。キャラクターなしでも、各国のちょっとした名産でも売ればいいのに。

その他、スポンサーショップ(Adidasとか)は幾つか見掛けた。

 

9. スプラッシュ系に乗りたい人は、濡れるので着替えやレインコートなど対策を

スプラッシュ系を意外に多く見掛けたので、濡れてもやりたい人は着替えを用意。

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上: Atlantica Super Splash (ポルトガル)、下: Fjord Rafting(スカンジナビア)

 

10. TDL/TDSほど混雑していない

我が家は10月の平日に行ったが、新しい人気アトラクションで待ち30分、若者に人気の絶叫系で待ち50分だった。ディズニーに比べれば大したことない。Showも10分前に着けば余裕で着席できた。それ以外のアトラクションは殆ど待ち時間ナシ。この点は最高!

 

最後に、ディズニーとEuropa Parkの対決

うちの娘(11才)と私の意見が一致した。

ディズニーの方が楽しい!、と。

私たちは別にディズニーファンではありませんが、娘とは帰国の度にTDL/TDSに行っている。

ディズニーの方が、パーク全体でディズニーの世界観が徹底的に統一されている。Europaがテーマと言われても、ピカチュウのぬいぐるみが売られていたり、方向性がいまいちはっきり見えない。もう少し各国の特色を全面に出してもよいと思う。例えば、その国の食事、お土産、スタッフの衣装とか。そういう細かい点においても、やはりディズニーにはかなわない。

ただ、一点においては、絶対にEuropa Parkの方がいい。それは待ち時間が少ないこと。

欧州にお住まいの方(特に子供連れのご家族や若者)だったら、機会があれば一度Europa Parkヘ行ってみてもいいと思います。来て損した~とは思いませんよ。

 

以上