ドイツ、暮らしてみたらこんなトコ

ドイツ暮らし17年目。今更ながらのあれこれ

季節感が全くないドイツ人夫

以前のブログにも書いたが、ドイツでは暑いか寒いかのどちらかであることが多い。

一応、春・秋はあるのだが、上着もいらず長袖シャツ一枚で出かけられる日は意外に少ない。いや、そんな日は殆どない。陽は出ていても風が冷たい、陽が出ないから体感温度が低い、朝晩と日中の気温差が10度くらいある、などの理由からだ。

そして、ある日突然、夏(冬)が来る。

このように特に春・秋の季節の移行があいまいなので、春秋は服装もはっきりとした衣替えはない(日本も最近は暑くなって、昔ほどはっきりとした衣替えはないと思うけれど)。

ドイツ人の夫は、現在のように中途半端な季節には、私から見ると全く気温にあっていない服装をして、私からよく指摘されている。夫は、服の気温に適した素材のこととか、あんまり理解していない思う。

例えば、最高気温12-13度(日中は陽が出るので体感温度はもう少し高い)、うららかな春の日が続く今週

・まだヒートテック長袖下着(しかも極暖)とフランネルシャツを着てる。

→冬のフランネルシャツ、まだ着てるの!?さすがに長袖ヒートテックはないだろう。

・ウールのセーターを着てる

→さすがにウールはもうないでしょ。コットンセーターorフリースにすれば?

夫の場合、実際より寒い方に振れるので、着込んだ彼は心臓が悪い人か、若干老けてみえる。義母も気候と合っていない格好をよくしているが、それは殆ど家で過ごしていて外の気温がどれくらいか知らないこと、そして高齢で血流が悪いからだ。

一方、全く逆の若者も見る。

今週ちょっと陽が出たくらいで、ノースリーブやお腹出してるギャル娘がいる。やっと春になった喜びはよく解かるけど、さすがにそれは随分と早いんじゃない?と、オバサンは目を覆ってしまう。

6月1日に学校の制服が長袖から半袖に替わる衣替えがあったことを懐かしく思い出す。そして、夏休みの部活練習のとき、制服のベストが暑くて暑くて、制服から塩(汗)が噴き出していたなあ。あんな厚いベストなんか着て、私よく熱中症にならなかったなー。