ドイツ、暮らしてみたらこんなトコ

ドイツ暮らし17年目。今更ながらのあれこれ

再び back to school!

ここHessen州では、いよいよ来週から2ヶ月振りに学校での対面授業が再開されます。卒業試験を控えている生徒だけは例外的に既に通学が許されていましたが、今回は1-6年生が該当します。

娘(ギムナジウム5年生)が最後に学校へ行ったのは、クリスマス前のこと。

クリスマス休暇が数日前倒しで始まり→

そのままクリスマス休暇とロックダウンへ突入→延長→ 再延長

こんなことをしてるうちに、殆ど冬は終わりました。

今年は雪がよく降ったので、真っ暗な極寒の朝に、子供達が通学しなくてよかったのは唯一よかったこと。

2週間前にドカ雪が降り、寒波でしばらく雪はそのまま残っていましたが、ここ数日で一気に融けて、鳥の鳴き声さえ聞こえてくるようになりました。そして、私は時折くしゃみが出て、春に近づいたことを肌で感じるようになりました。

対面式授業の再開といっても、クラスを半分に別けて、月・水・金曜日に通学するAグループ、火・木曜日に通学するBグループ、その翌週は逆の曜日といった具合で進みます。

1クラス25人なので12or13人が週2-3回だけ通学します。

つまり、2週間学校へ行って、ようやく通常の1週間分の授業を履修することになります。

通学しないhomeschoolingの生徒は、自宅で与えられた課題をこなしますが、これまでのようにオンライン授業はなくなるため(なぜなら先生は教室で授業があるから)、課題量としては減ることが予想されます。

しかし、このやり方、先生はターイヘン!!

通学する生徒は、homeschoolingの生徒より1歩先に進み、homeschoolingの生徒が追いつくのを待つ。

そして、先生は2度同じ授業をしなければならない。しかも進捗は普通の半分のスピード。お気の毒に・・・

だったら、対面式授業をhomeschoolingの生徒にLIVE配信すればいいのでは?と思う。しかしながら、homeschoolingの生徒に先生の顔と黒板を見せないといけないので、誰かもう一人カメラマンみたいな人がいてくれればできるかも知れないけれど、先生一人で全部こなすのは到底無理。

娘のhomeshoolingでのモチベーションもそろそろ限界に近づいているので、対面式授業が始まるのは、もちろんポジティブに受け止めているのだけれど、このやり方で上手くいくかなーと少しだけ疑問に思っています。

夫(教師)の同僚で、半分に別けたクラスを二つの違う教室に入れて、同時進行で授業している先生がいるそうです。つまり、先生が二つの教室を行き来して、片方で説明している間、もう一方のグループは課題を与えておく、というように。先生は慌ただしいったらありゃしない。

長いことかかったけれども、足下、国内の感染者数も、死亡者も大分減って来ました。

一方で、ドイツ国内の新規感染者の2割がイギリス変異種のウイルスに感染していることが判明。オーストリアのチロル地方、スロバキア、ポルトガルなど、状況が本当に深刻な地域やEU国もあります。

まだまだ気を抜いてはいけないのは頭では判っているけれども、ロックダウン生活にいい加減限界を感じているし、気温も少し温かくなってきて、なんだかもう気が緩んでしまいそうだ