ドイツ、暮らしてみたらこんなトコ

ドイツ暮らし17年目。今更ながらのあれこれ

窓際の席

学校の教室では、コロナ禍で20分置きに窓を開けて5分程度換気をしなくてはいけない。娘の先生は20分置きにタイマーを掛けているそうだ。しかも、窓を開けた時だけは、マスクを少しの間だけとって、ハアっと深呼吸してよいそうだ(笑)。

まだ11月中旬だが、冷え込みが厳しい朝は気温が5-7度くらいの日が既にある。霧が出ている朝は特に寒い。

1,2時間目に窓を開けると、特にピンと張りつめた冷気が教室へ入ってくる。窓際の子供は、膝掛けを持ってきていたり、上着を着込んで授業しているそうだ。ネコのように丸くなっている子供の姿が目に浮かぶ。

そしたら、ついに先週、窓際に座る二人の女子が風邪(ただの風邪だったらいいのだけれど)で学校を休んだそうだ。やっぱり・・・。更に今週も窓際に座る別の子が二人発熱。この子達は、席が窓際でなければ病気にならなかったのかもと思うと、とても気の毒だ。

娘が見る子供向けのニュース番組LOGO(Kikaチャンネル)で、窓を開ける代わりに、DIYで買える道具で作る換気システムの実験を実際の学校の教室でやっているのを見た。材料費は200ユーロくらい。天井に幾つもの太い管を張り巡らし、うまく外からの空気が教室内を循環するように作っていた。手間を考えると、実際すべての教室にその装置を設置するのは現実的ではないだろうが、これから迎える本格的な冬の間、冷気に当たる窓際の子供達が風邪をひかないことを祈るばかりだ。