先日ドラックストアでの支払いで、財布から細かい硬貨を出した時のこと。
”これ、ユーロじゃありませんよ”
レジのお兄さんに言われ、5セントを戻された。
えっ!!んなバカな・・・
目を凝らして見ると、裏にQueenと思われるポートレートが彫ってある。
イギリスの硬貨1ペニーだった。
私、イギリスへは行ってない。
きっと、どこかでお釣りを貰ったとき、5セントの代わりに1ペニーを貰ったんだ。
確かに1ペニーは、ぱっと見、5ユーロセントに見える。
同じ色、大きさはほんの少しだけペニーが小さい。セントは5とか2と数字で価値が書いてあるが、ペニーはアラビア数字では書いていない。価値は5セントの方が高いので、損をしたことになるが、ほんの5円以下の話なのでまあいいだろう。
ユーロ圏では紙幣は各国共通で同じ絵だが、硬貨は国ごとに柄はバラバラだ。そのため、特に夏休み明けは、色々な柄のユーロ硬貨が流通する。夏休みで欧州各国に散ったドイツ人が、硬貨を持ち帰るからだ。
一番左がイギリスの1ペニー、中央がユーロ圏の5セント、右が2セント
州でも独自の柄の硬貨の発行が許可さえているので、お釣りでレア硬貨に遭遇することもある。
以下は私が集めた2ユーロ硬貨だ。ドイツ以外の硬貨も混ざっている。
一番右上がバイエルン州が発行したノイシュヴァンシュタイン城が描かれている。その下はブレーメンのRoland像。柄を見ただけでその土地が判るので、面白い。