ドイツ、暮らしてみたらこんなトコ

ドイツ暮らし17年目。今更ながらのあれこれ

ようやく学校再開の見通しがたつ

段階的に規制緩和策がとられているが、ヘッセン州では今週ようやく学校再開に関して、更なる具体的な計画が発表された。

5月18日~:小学4年生、5-9または10年生*

     (*小1から通して学年を言う。7年生は中1に当たる)

6月 2日~:Kita(保育園、幼稚園)、小学1-3年生

うちの娘(小4)は当初4/27日から登校再開のハズだったが、延期となっていた。

その後、来週には・・・と期待してはハズれ、すでに2週間が経過。

新たな感染者数も顕著に減少しているし、いい加減、来週(5/11日)には始まるだろうと思っていたので、この発表を聞いた私の感想は、喜びより驚きと落胆の方が大きかった。しかも、6月から他の学年の子供達も加わった時、小4は自宅待機の日もあるとか。徐々に登校する子供の人数を多くしていくのは分かる。だけど、聞きたい。

遅れた勉強どうするの???

算数の先生からの課題は復習のみだったのが、学校再開が延期されたのを受けて危機を感じたのだろう。さすがに新しい課題にも進むようになった。誰が教えるのか?といったら、そりゃ親しかいない。これまで出された課題は、テスト2回くらいはできる内容だ。小4だからまだ私も理解できるが、これが中3くらいになったら私もお手上げである。

果たして、どれだけの子供が家庭学習で新しいテーマの内容を理解しているだろうか。恐らく、殆どの子が浅くしか理解しておらず、基礎計算はできても、応用問題や文章問題になると出来ない子がゾロゾロいそうだ。やはり先生に今一度説明してほしい。

それにしても、とにかく時間がなさすぎる。

だって、学校再開後たった7週間で夏休みに入るから。ヘッセン州はいつも夏休みが早い。

色々情報は入ってくるけれど、遅れた勉強をどうする?という議論は殆ど聞こえてこない。唯一目にしたのは、

『夏休みは短縮しない』ということ。

実に、ドイツ人らしい。【長期休暇・命】だから。

実際、夏休みは各家庭予定が入っているので、今更登校になっても子供が揃うのは難しいだろう。(そもそも、この夏は予定どおり休暇を過ごせるのか?という疑問もあるが。)

小4はこの夏小学校を卒業する。小4の勉強で遅れても、小学校はもう面倒見ない。進学先の学校が面倒見てくれるのか分からないので、あまり期待しない方がいいだろう。

対応として、勉強できなかった範囲については、

1.各自家庭で学習、2.土曜日授業、3.毎日1-2時間長く授業、のどれかしかあり得ない。

個人的には土曜日午前中だけ登校するのがいいと思っている。といのは、それでなくても学校再開後は毎日算数とドイツ語の授業が各2時間もある。さすがに一日3-4時間も同じ教科を勉強するのはうんざりするだろう。

果たしてどうなることやら(@_@)