ドイツ、暮らしてみたらこんなトコ

ドイツ暮らし17年目。今更ながらのあれこれ

学校再開・・・急遽延期になる

来週から小学校は、最高学年の4年生(うちの娘が該当)から授業が再開されることに決まっていた。

先立ち、担任の先生から学校でのソーシアルディスタンスやマスク着用の件について、予め各家庭で子供に説明するように連絡が来ていた。また、通常教室では二人の子供が並んで座っているが、それを先生は一人ずつ離れて座るように配置替えをして、子供達安心して勉強ができるように受け入れを準備して下さっていた。

ところが、事件は起きた。

金曜日の昼、あるママさんからのメッセージがクラスのグループチャットに届いた。

「ちょっと、こんなニュースが出てますが、本当ですか?」とある記事が添付されていた。

その記事には、

  【Hessen州、小4の来週からの登校は延期】

うっそー!!(゚д゚)

先生も寝耳に水だったようで、さぞかしぶっ飛んだことだろう。

結局先生から再度連絡があったのは夕方6時頃。

私はこれより少し前に、全国ネットのニュースソースで同じ記事を見つけていたので、この記事は真実だと確信していた。

ある小4の女の子が、他の学年の小学生が感染リスクがあるからという理由で引き続き登校を見合わせるのに対し、4年生だけ登校させるのは理由が不十分。4年生だけ感染リスクにさらされ不公平で、基本的権利の侵害である!、とヘッセン州の裁判所に訴えた。

結局裁判所はこの主張を認め、急遽、州全体の学校再開が延期になったというわけ。

他の学年の登校日は決定していないが、5/4日より前はないのは確か。この決定で他の学年はもっと遅いスタートになるだろう。

小4が一週間遅れて5/4日から登校になったとして、一週間で何が変わるのか??

現在でも国内で毎日約2000人の新たな感染者が出ているのに、一週間で感染者が1000人以下になるか?ーー なるわけないじゃん!

オンライン授業もなし、夏休みは短縮しない、自宅学習の課題は復習ばっかりで先に進まない。

じゃあ、授業どうするのさ?と聞きたい。まさか"出来なかった箇所は各家庭でやって下さい"なんて無責任なこと言わないでほしい。

そして、私は来週も娘の算数の面倒をみる。